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大起証券株式週報


株式週報
2026/01/05(月)
【日本株】 押し目買い優勢の地合続く
日経平均株価は、5万円台でほぼ横ばいの展開になった。年末に向けて積極的に売買を仕掛けるような動きはみられず、膠着感が強かった。12月26日の閣議では2026年度予算案が決定された。一般会計総額は122兆3,092億円であり、2年連続で過去最大を更新した。金利上昇で国債費が増加するなど、債務拡大に対する懸念は強い。一方で、成長分野への投資では、特別会計で人工知能(AI)・半導体の支援に1兆2,390億円が計上されている。株価は目立たった反応を見せなかった。米国株が持高調整中心の展開になったこともあり、日本株も値動きの鈍さが目立った。


年初は改めて地合を引き締める展開になる見通し。日本銀行の急激な利上げ観測が広がることはなく、企業業績の拡大期待が維持される。このまま日本経済が大きく落ち込むことがなければ、企業の業績拡大、資本効率改善といった動きが、日本株に対する投機マネーの流入を促す展開が維持される見通し。今後は議会で予算案を巡る審議も本格化するが、大規模な修正が行われる可能性は低い。年明け後に改めて各国株式相場が底固さを再確認すれば、日本株も物色されやすくなる。5万円の節目水準を支持線に、昨年高値5万2,636円突破を打診する展開が続く見通し。


サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは63.65。


 今週の予想レンジ 5万0,500〜5万3,000円
   先週のレンジ 5万0,198〜5万0,707円
 
【米国株】 年初の上昇再開を打診
ダウ工業平均株価は、4万8,000ドル台で調整売り優勢の展開になった。過去最高値圏での取引が続いていたが、年末に向けて調整売りが膨らみ上げ一服となった。良好な実体経済環境、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ見通しなどを背景に過去最高値圏での取引が続いていたため、その反動から上値の重い展開になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月9〜10日開催分)では、当局者の見解が割れていることが再確認されている。ただし、サプライズ感は乏しく、株価に対する影響は限定された。ハイテク株も高値ボックス圏で調整売り優勢の展開になった。積極的な売買は見送られている。


不安定な値動きながらも、押し目買い優勢の展開が続きやすい。米景気は一定の底固さを維持しつつも、労働市場の減速懸念からFRBの利下げ対応は続く見通しになっている。月初で12月ISM製造業指数、12月雇用統計などが発表されることがイベントリスクになるが、米長短金利の急伸がみられないのであれば、押し目買い優勢の展開が維持されよう。ただし、ハイテク株は依然として不安定であり、安定的な上昇を促すのであれば、ハイテク株に対しても押し目買いが膨らむことが求められる。4万8,000ドル台定着を進めつつ、4万9,000ドル台乗せを打診する展開を想定したい。


サイコロジカルは、前週の7勝5敗から6勝6敗に。14日RSIは56.08。


 今週の予想レンジ 4万7,500〜4万9,000ドル
   先週のレンジ 4万7,853〜4万8,704ドル
 
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