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大起証券FX週報
ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円 エマージング通貨(南アランド/円・トルコリラ/円)
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| ドル/円相場 |
| 2026/04/20(月) |
| 【米ドル】 イラン情勢次第も、ボックス傾向を継続 |
| 米ドル/円相場は、1ドル=158〜160円水準で揉み合う展開が続いている。イラン戦争は先行き不透明感が強いものの、マーケット全体では戦争終結期待を織り込む動きが優勢になっている。このためドル/円相場はやや上値の重さが目立つ展開になったが、大きな値動きには発展しなかった。4月11日の米国とイランの協議は決裂し、米国はホルムズ海峡の封鎖に踏み切った。このため一時的に原油相場が急伸し、ドル/円相場も160円に迫る展開になった。しかし、その後は米国とイランの双方が再協議に前向きな姿勢を示したことで戻りを売られている。4月17日にはイランがホルム海峡の封鎖解除を表明したことで157円台に突入したが、その後は短時間で再封鎖が行われたことで、158円台後半まで切り返している。 引き続きイラン情勢次第だが、このまま戦争終結への期待を織り込む動きが続くと、やや上値の重い展開になろう。まだホルムズ海峡の封鎖解消が実現するのか不透明感も強いが、マーケットの楽観ムードが維持され、投資家のリスク選好性が維持されている間は、米金利低下・ドル安がやや優勢な地合が想定される。原油相場を押し下げることで、インフレ懸念を緩和し、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げの可能性を改めて織り込んでいく局面になろう。ただし、まだホルムズ海峡の原油・石油製品の流通は改善しておらず、原油・石油製品の需給ひっ迫状態は何ら解消されていない。このため、原油相場の動向次第では、改めて米金利上昇・ドル高が促されるリスクを抱えていることに注意が必要。また、日本の貿易収支環境の悪化に対する警戒感も強く、157〜158円水準では下げ一服となりやすい。 サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは50.75。 今後1週間の予想レンジは、157.00〜160.00円。 |
| ユーロ/円相場 |
| 2026/04/21(火) |
| 【ユーロ】 ドル軟調だと底固い、ユーロ/円は過去最高値圏を維持 |
| ユーロ/円相場は、1ユーロ=186〜188円水準で売買が交錯する展開になった。イラン情勢は先行き不透明感が強いが、ドルの上値の重さが対ドルでユーロを下支えしている。ユーロに関しては、景気減速懸念の上値圧迫も見られるが、株高環境で4月17日には187.94円まで上値を切り上げるなど、総じて堅調地合が維持されている。3月消費者物価指数はコアで前年同月比2.3%上昇であり、前月から変動はみられなかった。インフレ評価を手掛かりに、ユーロを大きく動かす必要性は見られなかった。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、イラン戦争を巡る二つの大きな不確実性で金融政策対応の見通しが妨げられているとの認識を示した。インフレと景気減速リスクが同時に高まる中、政策対応の難しさを再確認している。ただし、現時点では利上げを急ぐ必要はないとの見方も示唆された。 イラン情勢が注目されるが、改めて「有事のドル買い」がみられないのであれば、ユーロは底固く推移しよう。仮にイラン戦争の終結期待が強まると、対ドルでのユーロ高を背景に、ユーロ/円相場も188〜189円水準まで値上がりする可能性がある。ユーロ圏経済の減速懸念は根強いが、円に関してはエネルギー価格高騰による貿易収支悪化に対する警戒感も強く、ドル/円相場と同様にユーロ/円相場は底固く推移しよう。このまま過去最高値圏での取引が続きやすい。下落リスクは、改めてイラン戦争を巡る警戒感が株安、ドル高を促す展開になる。 サイコロジカルは、前週の8勝4敗から変わらず。14日RSIは64.36。 今後1週間の予想レンジは、185.50〜189.00円。 |
| 豪ドル/円相場 |
| 2026/04/15(水) |
| 【豪ドル】 リスクオン環境だと底固い、3月雇用統計にも注目 |
| 豪ドル/円相場は、1豪ドル=113円台中盤まで値上がりし、年初来高値に迫る展開になった。イラン戦争は継続中だが、投資家のリスク選好性の高まりを背景に豪ドル相場は底堅い展開になった。原油相場は乱高下する不安定な地合が続いているが、株式市場ではイラン戦争の和平期待を織り込む動きが活発化し、米ドルの軟化傾向が、豪ドル相場を相対的に押し上げている。豪経済に関しては、特に目新しい動きは見られない。鉄鉱石、石炭相場なども目立った動きは見られない。米ドル/円相場も膠着気味の展開が続いており、専らリスクオン環境が豪ドル相場を押し上げる展開になった。 引き続きイラン情勢が注目される。4月7日に米国とイランは停戦で合意したが、11日の協議は決裂し、その後は今週後半にも再協議を行う可能性が報じられるなど、先行きの見通しが立たない状態にある。ただし、改めてイラン戦争のリスクを織り込んでいくような動きは限定され、投資家のリスク選好性は維持されている。このまま株高環境が維持されると、豪ドル相場は底固く推移しやすい。4月16日に3月豪雇用統計が発表されることがイベントリスクになる。雇用者数の市場予想は1.90万人増(2月は4.89万人増)だが、よほどのネガティブ・サプライズがみられなければ、豪中央銀行の利上げ観測は維持される見通し。投資家マインドが著しく悪化するようなことがなければ、このままじり高の展開が維持される見通し。3月11日の直近高値113.68円を上抜くと、チャート主導の買いも膨らみやすくなる。115.00円の節目が意識される見通し。 サイコロジカルは、前週の7勝5敗から11勝1敗に。14日RSIは69.15。 今後1週間の予想レンジは、112.00〜115.00円。 |
| エマージング通貨相場(南アランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円) |
| 2026/04/16(木) |
| 【南アランド】 リスクオン環境だと底固い |
| 南アフリカランドは、1ランド=9.7円水準で売買が交錯する展開になった。4月7日に米国とイランが2週間の停戦で合意したことで値位置を切り上げていたが、11日の協議が決裂するなど先行き不透明感は強い。このため、9.6円水準で下値をサポートされる一方、9.7円台からさらに大きく買い進むような動きは鈍く、決定打を欠いた。南アフリカ経済には、特に目立った売買材料は見当たらず、売買材料を欠いた。 イラン情勢に強く左右されるが、改めてリスクオフ化を促すような混乱がみられなければ、ランド相場は底堅さを維持しよう。戦争終結期待が米ドル相場の上値を圧迫すると、ランドはこのまま底固い展開が続きやすい。逆に米国とイランの対立が警戒されるとドル高・ランド安が促されるリスクを抱えるが、押し目買い優勢の地合は変わらない見通し。投資家のリスク選好性が維持されると、9.8円台乗せが打診される見通し。4月22日に3月消費者物価指数が発表されることがイベントリスクになるが、当面のランド相場に対する影響は限定される見通し。 今後1週間の予想レンジ 9.55〜9.90円/ランド 過去1週間のレンジ 9.60〜9.74円/ランド |
| 【トルコリラ】 ドル/円との連動が続く、やや調整売り優勢 |
| トルコリラは、1リラ=3.5円台中盤まで下落する展開になった。ドル/円相場の上げ一服感を受けて、リラ/円相場も上げ一服後の調整売りが優勢になっている。イラン情勢は先行き不透明感が強いものの、「有事のドル買い」が一服していることが、ドル/円相場の上値を圧迫している。この結果、リラ/円相場もやや調整売りが優勢の展開になった。トルコ経済に関する独自材料は乏しい。エネルギー価格高騰による貿易収支悪化が警戒されることはネガティブ。 4月22日にトルコ中央銀行金融政策会合が開催されるが、イラン情勢の先行き不透明感から利下げサイクルは一服しやすい。インフレ見通しがどの程度変わるのか予想が難しく、政策調整を急ぐことはないだろう。金融政策会合にサプライズがなければ、総じてドル/円相場と連動した展開になろう。上げ一服感が強まることで3.6円水準が上値抵抗になるが、3.5円割れを試すほどの勢いは乏しい。このまま横ばいから小幅安の展開が続く見通し。 今後1週間の予想レンジ 3.50〜3.58円/リラ 過去1週間のレンジ 3.52〜3.58円/リラ |
| 【メキシコペソ】 リスクオン環境だと底固い |
| メキシコペソは、1ペソ=9.2円水準まで値上がりし、年初来高値を更新した。イラン情勢は依然として先行き不透明感が強いが、原油相場の高騰は一服し、投資家のリスク選好性が高まっていることが好感されている。4月7日に米国とイランは停戦で合意している。11日の協議は決裂したものの、株価が堅調地合を維持していることもあり、ペソも底固く推移している。3月消費者物価指数は前年同月比4.59%上昇となり、前月の4.02%上昇から上振れした。ただし、イラン戦争は継続中であり、メキシコ金融政策見通しに与える影響は限定される。 リスクオン環境が続くと、底堅い展開が続きやすい。ドル高修正の動きから、新興国通貨全体が物色されやすい。まだメキシコ情勢は先行き不透明感が強いが、3月にみられたようなリスクオフ圧力の再開がなければ、このままじり高の展開が続く見通し。ドルから新興国通貨への資金回帰の流れが維持されるかが焦点になる。メキシコ経済に関する独自材料は乏しい。 今後1週間の予想レンジ 9.10〜9.30円/ペソ 過去1週間のレンジ 9.07〜9.22円/ペソ |

| ※ドル/円は月曜日、ユーロ/円は火曜日、豪ドル/円は水曜日、エマージング通貨は木曜日に更新予定。 休日の際は、更新をお休み致します。 ※PDF版の閲覧にはAdobe Readerのインストールが必要です。 ※レポート内容に関してのご質問等にはお答えできませんのでご了承ください。 ※全レポートおよびファイルの無断転載を固く禁じます。 |