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大起証券FX週報
ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円 エマージング通貨(南アランド/円・トルコリラ/円)
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| ドル/円相場 |
| 2026/01/05(月) |
| 【米ドル】 底固いが小動きに、米雇用統計に注目 |
| 米ドル/円相場は、1ドル=154.39円まで下落した後、157円台中盤まで切り返す展開になった。11月米雇用統計、11月米消費者物価指数が発表されたが、米金融政策見通しに与える影響は限定的との評価から、目立った反応は見られなかった。米連邦準備制度理事会 (FRB)の早期利下げが求められる環境ではないが、一方で来年の利下げ見通しは維持されており、米金利とドルの値動きは限定された。それよりも12月18〜19日の日本銀行金融政策会合が重視された。直前には利上げ観測織り込みの円買いに持高調整の動きが強まり、155円台で日銀会合を迎えた。同会合では利上げが決定されたが、事前の想定通りでサプライズ感は乏しい。一方、植田総裁は追加利上げについて踏み込んだ言及は行わず、円は売りで反応した。11月の年初来高値157.89円に迫る展開になった。 日米金融政策会合を終えて、クリスマス前後の値動きは限定される見通し。短期的な材料出尽くし感が強く、持高調整が中心の展開になりやすい。日銀金融政策会合後に円売り圧力が優勢になったため、短期価格リスクは上向きになる。年初来高値を更新すると、チャート主導の買いも膨らみやすくなる。しかし、片山財務相らが急激な円安をけん制する発言を繰り返し始めており、これ以上の高値では円売り介入警戒感から不規則な値動きになる見通し。150円台後半でボックス気味の展開を繰り返し、クリスマス休暇を消化していく見通し。ドルと円の双方が主要イベントを終えて、昨年末の157.18円水準での売買に留まる見通し。経済指標の発表が残されているが、日米金融政策見通しを巡る不確実性の緩和で、このまま150円台後半での売買が続きやすい。 サイコロジカルは、前週の6勝6敗から変わらず。14日RSIは60.68。 今後1週間の予想レンジは、155.50〜159.00円。 |
| ユーロ/円相場 |
| 2026/01/06(火) |
| 【ユーロ】 調整売りの消化進み、底固さを再確認へ |
| ユーロ/円相場は、1ユーロ=185円水準で上げ一服となった後の持高調整が中心の展開が続き、183円台中盤まで軟化している。急ピッチな上昇の反動から、対ドルと対円の双方で調整売りが先行した。欧州経済の底固さを背景に、欧州中央銀行(ECB)の利下げ終了観測が強化されていることが、ユーロの値上がりに直結していた。一部当局者からは利下げについての言及も聞かれるようになっており、特に米欧金融政策環境の違いが決定的になっていることが、ユーロを押し上げていた。ただし、急ピッチなユーロ高に対しては過熱感も警戒され、持ち高調整の動きが優勢になっている。ドル/円相場の急ピッチな上昇が一服したことも、ユーロ/円相場の上値を圧迫した。 ユーロ高が一服しているが、先安感が強くなっている訳ではない。今週はユーロ圏でインフレや小売統計などの発表を控えているが、インフレ抑制と景気の底固さが再確認される見通し。ECBの政策見通しに与える影響は限定されよう。ECB当局者からも利下げの必要性を指摘するような声はほとんど聞かれない状況にあり、ユーロは上昇トレンドにおける持高調整が中心の展開に留まる見通し。地政学リスクの高まりには注意が必要だが、ユーロに対する直接的な影響は限定されよう。182円水準を下値目途に徐々に底固さを再確認する展開になる見通し。下げ一服となれば、改めて185円水準を打診しよう。 サイコロジカルは、前週の8勝4敗から6勝6敗に。14日RSIは56.60。 今後1週間の予想レンジは、182.00〜185.00円。 |
| 豪ドル/円相場 |
| 2026/01/07(水) |
| 【豪ドル】 資源高と株高が続くと堅調、高値更新を再開 |
| 豪ドル/円相場は、1豪ドル=105円台後半まで値上がりし、2024年7月以来の高値を更新した。年末年始は104円台で方向性を欠く膠着状態が続いていた。豪中央銀行の利下げ終了観測もあって下値は固かったが、米ドル/円相場の上げ一服感もあり、明確な方向性を打ち出せなかった。しかし、1月3日日に米国がベネズエラを攻撃すると、資源価格全体の水準が切り上がり、つれて資源国通貨の目線から豪ドルも買われている。鉄鉱石や石炭相場も底固く推移している。また、世界的に株価が堅調に推移していることもポジティブ。投資家のリスク選好性が高まっていることが、資源国通貨に対する資金流入に直結している。 11月号消費者物価指数はトリム平均で前年比3.2%上昇と、前月の3.3%上昇から下振れした。市場予想通りの結果であり、特に豪金融政策の調整を急ぐ必要性は認められない。当面は利下げサイクル終了後の金利据え置きの状態が続く見通しにある。政策金利は3.60%を維持しつつ、今後のインフレ・景気行動次第で利上げの可能性を探る局面が続く見通し。米ドル/円相場が大きく値を崩すことがなければ、豪ドル/円相場は押し目買い優勢の地合が維持される見通し。特にこのまま資源高・株高環境が維持されると、チャートが高値更新を再開していることもあり、上値追いの展開が維持される可能性が高まる。106〜107円が短期ターゲットになる。 サイコロジカルは、前週の8勝4敗から変わらず。14日RSIは73.59。 今後1週間の予想レンジは、104.50〜107.50円。 |
| エマージング通貨相場(南アランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円) |
| 2026/01/08(木) |
| 【南アランド】 地政学リスクで上昇加速 |
| 南アフリカランドは、1ランド=9.5円台前半まで値上がりし、2015年月以来の高値を更新した。年初から地政学リスクの高まりを背景に貴金属を筆頭に資源価格が高騰したこと受けて、ランド相場も物色されている。地政学リスクの高まりの恩恵を受ける通貨として高く評価されている。また、世界的に株高傾向が再開されていることもポジティブ。投資家のリスク選好性が高まる中、新興国通貨は物色されやすかった。9.5円の節目突破も、特に達成感が広がるようなことはなかった。 目先は大きなイベントは予定されていないが、地政学環境が材料視される地合が続くと、ランドは買われやすい展開が続く。特に貴金属や他の産業用素材が堅調地合を維持すると、このままじり高環境が続く見通し。投資家のリスク選好性が大きく損なわれていないこともあり、9.6円台へのレンジ切り上げが打診されよう。1月9日の12月米雇用統計を受けての米金利・ドルの同億には注意が必要だが、ドルの急伸といった動きがみられなければ、このままランド相場の堅調地合が維持される見通し。 今後1週間の予想レンジ 9.40〜9.70円/ランド 過去1週間のレンジ 9.43〜9.58円/ランド |
| 【トルコリラ】 ドル/円との連動でボックス継続 |
| トルコリラは、1リラ=3.6円台前半で売買が交錯する展開が続いた。対ドルではリラ相場のじり安傾向が続いているが、リラ/円相場に関してはドル/円相場との連動性が強い地合が続いている。ドル/円相場がボックス気味の展開になる中、リラ/円相場もボックス気味の展開になった。12月消費者物価指数は前年比30.89%上昇であり、前月の31.07%上昇から大きな変動はみられなかった。トルコ中央銀行の緩やかな利下げ見通しに変化は生じない。 ドル/円相場と連動した展開が続きやすい。そのドル/円相場が最近のボックス相場を踏襲した場合、リラ/円相場もボックス相場を踏襲する展開になろう。1月13日の11月小売売上高などがイベントリスクになるが、トルコ金融政策見通しに与える影響は限定される見通し。対ドルではこのままじり安の展開が続く見通しだが、リラ/円相場は3.6円台での取引を継続しつつ、ドル/円相場に大きな値動きがみられるのかを探る展開が続く見通し。 今後1週間の予想レンジ 3.60〜3.70円/リラ 過去1週間のレンジ 3.61〜3.65円/リラ |
| 【メキシコペソ】 リスクオン環境だと底固い |
| メキシコペソは、1ペソ=8.7円水準で底固く推移した。急ピッチな値上がり傾向は一服しているが、戻りを売り込むような動きは見られず、2024年7月以来の高値圏で底固く推移している。投資家のリスク選好性の高さから、新興国通貨が物色されやすい環境が続いている。1月3日に米国がベネズエラを攻撃し、コロンビアとメキシコに対しても麻薬密輸問題への対応を迫っている。トランプ大統領は軍事力行使の可能性も示唆しているが、地政学リスクでペソを売るような動きは見送られた。 リスクオン環境が維持されると、新興国通貨全体の堅調地合の中で、ペソも底固い展開が続きやすい。ドル/円相場が大きく値を崩すことがなければ、慎重に8.8円台乗せを打診する展開が想定される。1月8日に12月消費者物価指数が発表されるが、前月から大きな変動は想定されおらず、ペソ相場に対する影響は限定されよう。1月9日の12月米雇用統計を受けての米金利・ドルの動向にも注意が必要だが、単純にリスクオン環境を維持できるか否かが重視される地合を想定したい。 今後1週間の予想レンジ 8.60〜8.85円/ペソ 過去1週間のレンジ 8.68〜8.77円/ペソ |

| ※ドル/円は月曜日、ユーロ/円は火曜日、豪ドル/円は水曜日、エマージング通貨は木曜日に更新予定。 休日の際は、更新をお休み致します。 ※PDF版の閲覧にはAdobe Readerのインストールが必要です。 ※レポート内容に関してのご質問等にはお答えできませんのでご了承ください。 ※全レポートおよびファイルの無断転載を固く禁じます。 |