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大起証券FX週報
ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円 エマージング通貨(南アランド/円・トルコリラ/円)
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| ドル/円相場 |
| 2026/10/19(月) |
| 【米ドル】 150円台後半、FOMC後も小動きか |
| 米ドル/円相場は、1ドル=158円水準で売買が交錯する展開が続いた。日米双方に短期的な材料出尽くし感が強く、積極的な売買は見送られている。米インフレ指標では、9月のインフレ圧力は一段と強まったことが確認されている。ただし、それで10月の追加利上げが必要との見方は限定されており、引き続き10月27〜28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策調整は行われないとの見方が強い。いずれかの時点で追加利上げが必要との見方が強いが、当面の利上げ対応の織り込みには一服感が強い。米長短金利はともに上昇が一服しており、それと連動してドル/円相場の上昇も一服している。円サイドには大きな動きがみられなかったことで、158円を挟んで売買が交錯する展開になった。 今週は10月27〜28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されることがイベントリスクになる。市場では 追加利上げ見送りとの見方が強く、サプライズがなければ12月追加利上げの有無にマーケットの関心は向かう。ただし、12月の追加利上げに関しては概ね織り込みが一巡しているため、よほどの踏み込んだ動きがみられなければ、ドル/円相場に対する影響は軽微だろう。米金利・ドルともに最近の持高調整が中心の展開が続きやすい。一方、円サイドでは10月23日の9月消費者物価指数が注目される。強めのインフレ圧力が確認されると、日本銀行の追加利上げ観測が強まる可能性があるが、円サイド主導の積極的な売買は見送られよう。159〜160円水準では上値の重さが再確認される一方、156〜157円水準では値ごろ買いが膨らみやすい。150円台後半での売買を続けつつ、新たなトレンド形成につながる売買材料待ちの時間帯になろう。 サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは52.87。 今後1週間の予想レンジは、156.00〜160.00円。 |
| ユーロ/円相場 |
| 2026/10/20(火) |
| 【ユーロ】 フランス財政懸念の上値圧迫が続く |
| ユーロ/円相場は、1ユーロ=176円台で下げ一服となり、177円台後半まで小幅切り返す展開になった。週末にフランスでは暴動が発生するなど、混乱状態は加速している。2027年度予算案の本会議での審議が始まったが、先行き不透明感が強い。歳出を強化すれば、財政懸念からフランス売りが加速しかねない。一方、財政規律を重視すると暴動がさらに広がりを見せる可能性がある。デモの規制や夜間外出禁止令で混乱収束を模索しているが、今後の展開は読みづらい状況にある。ただし、急激な米金利上昇・ドル高に一服感がみられる中、ユーロは対円と対ドルの双方で小幅切り返した。 引き続きフランスの財政環境に対する懸念が強く、上値を抑えられやすい。10月23日には格付け会社によるフランス長期信用格付けの見直しが実施されるが、ここでフランスの信用リスクをさらに高める動きがみられると、ユーロの上値が改めて圧迫されやすくなる。エネルギー高の再開による景況感の悪化もあり、特に原油高やユーロ圏経済指標の下振れがみられると、改めて176円台まで軟化する可能性が高まる。米金利・ドル、ドル/円相場の値動きは安定しており、ユーロ圏のリスクを織り込むか否かの目線になる。 サイコロジカルは、前週の3勝9敗から8勝4敗に。14日RSIは43.26。 今後1週間の予想レンジは、175.50〜179.00円。 |
| 豪ドル/円相場 |
| 2026/10/21(水) |
| 【豪ドル】 雇用統計低調、株安環境では上値重い |
| 豪ドル/円相場は、1豪ドル=109円台で下値を支えられ、110円台後半まで値上がりする展開になった。人工知能(AI)関連株の急落で投資家のリスク選好性が低下する中、資源国通貨も売却対象になった。しかし、株安一服後は押し目を買い拾う動きがみられ、ボックス圏内での値動きだが、安値修正の動きが優勢になった。9月雇用統計では、雇用者数が前月比3.93万人減と、予想外のマイナスになった。正規雇用は3.44万人増となったが、パートタイム雇用が7.37万人減となった。これによって豪中央銀行の年内利上げ感想kが後退したことはネガティブ。ただし、豪ドル/円相場は 豪経済よりもリスク投資の地合に強く左右されており、押し目を買い拾われている。 引き続き株価動向が重視されやすい。AI関連株は引き続き乱高下が繰り返されており、この状況で豪ドル相場を積極的に買い進むのは難しい。豪雇用合計悪化で、豪中央銀行の早期利上げ見通しを構築していくことも難しく、金融当局者がサプライズ感の強いタカ派姿勢を示すことがなければ、豪ドルの独自要因で豪ドル相場が大きく上昇するのは難しいだろう。株価が改めて大きく下げると、109円割れを試す可能性がある。反発シナリオは、株価の上昇が本格化する、豪財政の相対的な健全さが評価される地合を想定したい。 サイコロジカルは、前週の6勝6敗から8勝4敗に。14日RSIは51.04。 今後1週間の予想レンジは、108.00〜112.00円。 |
| エマージング通貨相場(南アランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円) |
| 2026/10/22(木) |
| 【南アランド】 株価動向を見ながらの不安定な地合 |
| 南アフリカランドは、1ランド=9.6円水準まで切り返す展開になった。株式市場の地合は不安定だが、ランドに関しては安値修正の動きが優勢になった。対ドルでも押し目買いが膨らんでいる。 9月消費者物価指数は前年比4.5%上昇と前月の4.4%上昇から上振れした。ただし、追加利上げの対応を急がせるような数値とは評価されていない。特に目立った売買材料は見当たらないが、下げ一服後の修正高になった。 外部環境主導の地合が続く。株価やドルの動向が重視される。株価が急落すると改めて9.5円割れを試す可能性があるが、株価が落ちつきをみせると9.7円水準を試す可能性がある。9.4円水準で当面のボトムを確認した格好だが、安定的な値上がりには株高・ドル安が求められる。目先は特に大きなイベントもなく、外部環境を見ながらの持高調整が中心の展開が続きやすい。10月27〜28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の株価や円相場の動向に注目したい。 今後1週間の予想レンジ 9.40〜9.70円/ランド 過去1週間のレンジ 9.50〜9.67円/ランド |
| 【トルコリラ】 ドル/円と連動、利下げで下振れリスク |
| トルコリラは、1リラ=3.1円台中盤から後半で小幅安になった。ドル/円相場の値動きの鈍さから積極的な売買は見送られている。上げ一服感からやや調整売りが優勢だが、明確な方向性を打ち出せていない。トルコ独自の売買材料は殆どみられず、対ドルではじり安の展開が続いている。他新興国通貨は株価やドル相場の動向を見ながらの展開だが、リラ/円相場は持高調整に終始している。 10月22日にトルコ中央銀行金融政策会合が再開されるが、政策金利は37.00%から36.00%まで1.00%引き下げあられる見通し。高インフレが続いているが、利下げ対応を急ぐことになる。こうした動きがリスクと評価されると、リラ売りが加速する可能性がある。特に想定よりも大幅な利下げが行われると、リラ売りが加速する可能性がある。 今後1週間の予想レンジ 3.10〜3.23円/リラ 過去1週間のレンジ 3.15〜3.20円/リラ |
| 【メキシコペソ】 株安だと上値の重さを維持 |
| メキシコペソは、1ペソ=8.3円台まで値下がりし、2025年11月以来の安値を更新した。不安定なリスク投資の地合を背景に、ペソは上値の重い展開が続いている。投資家のリスク選好性が後退する中、新興国通貨からの資金引き揚げが続いている。米金利上昇は 一服しているが、新興国通貨からドルに対する資金シフトが続いている。メキシコ経済に関しては、特に目新しい動きは見られない。 新興国通貨の投資環境が注目される。米金利上昇に一服感が強くなっていることはポジティブだが、ドル買い・新興国通貨売りのトレンドは維持されやすい。特に株式市場の地合が不安定化すると、ペソはもう一段階の下振れリスクが高まる。目先は特に大きなイベントなどは予定されていないが、10月27〜28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に投資家のリスク選好性が著しく高まるようなことがなければ、チャート環境の悪さもあって8.3円割れを試す可能性がある。反発シナリオは、ドル安や株高を促す動きに依存する見通し。メキシコ中央銀行の早期政策調整は想定されていない。 今後1週間の予想レンジ 8.20〜8.70円/ペソ 過去1週間のレンジ 8.35〜8.61円/ペソ |

| ※ドル/円は月曜日、ユーロ/円は火曜日、豪ドル/円は水曜日、エマージング通貨は木曜日に更新予定。 休日の際は、更新をお休み致します。 ※PDF版の閲覧にはAdobe Readerのインストールが必要です。 ※レポート内容に関してのご質問等にはお答えできませんのでご了承ください。 ※全レポートおよびファイルの無断転載を固く禁じます。 |