イラン戦争終結期待だと底堅い展開に

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大起証券FX週報


ドル/円  ユーロ/円  豪ドル/円  エマージング通貨(南アランド/円・トルコリラ/円)

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ドル/円相場
2026/08/17(月)
【米ドル】 160円台乗せを打診する
米ドル/円相場は、1ドル=159円台までじり高の展開になった。日米協調介入で一時155円台まで急落していたが、安値修正の動きが優勢になった。米長短金利はほぼ横ばいでの推移になり、ユーロ/ドルの値動きは限定された。しかし、ドル/円相場に関しては介入後の急落に対する反動高が維持された。7月米消費者物価指数が発表されたが、ディスインフレ傾向が再確認されている。雇用鈍化が確認された直後にディスインフレが確認されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測後退は、ドル/円相場に対してネガティブ。ただし、持高調整を進める動きが優先され、160円の節目に迫る展開になった。160円台乗せには至らなかったが、高値は159.56円に達した。


引き続き円買い介入による急落後の修正高が想定される。米長短金利は上昇が一服しているが、大きく低下しているわけではない。この金利水準でれば、160円台前半に割高感や過熱感は乏しい。改めて円安が進むと円買い介入が再開される可能性が警戒される見通しだが、まずは160円台回復が打診される可能性が高い。原油相場の急伸などが米金利上昇を促すような動きがみられると、一段と地合が引き締まる。8月19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表されるが、当局者の米金融政策見通しは割れていることが再確認される見通しであり、ドル/円相場に対する影響は限定されよう。じり高の展開を続けつつ、円買い介入再開の有無を探る展開になろう。


サイコロジカルは、前週の5勝7敗から6勝6敗に。14日RSIは41.52。


今後1週間の予想レンジは、157.50〜161.50円。
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ユーロ/円相場
2026/08/18(火)
【ユーロ】 介入後の反発続くも、徐々に上値重くなる見通し
ユーロ/円相場は、1ユーロ=184円台後半まで切り返す展開になった。米ドル/円相場が安値修正を進める中、ユーロ/円相場も押し目買い優勢の展開になった。日米協調介入で一時179円台まで下落していたが、下げ過ぎ感から安値修正を進める動きが優勢になっている。新たな円買い介入は行われていないため、円高修正の動きがユーロ/円相場を押し上げた。中東情勢の先行き不透明感が高まっていること、原油相場が堅調に推移していることはネガティブだが、対ドルでもユーロは底堅く推移した。米雇用・インフレ指標が相次いで発表されたが、米利上げ観測の後退が米金利・ドルの上値を抑えたことが、相対的にユーロを押し上げている。


中東情勢が改めて不安定化していること、熱波でライン川とドナウ川の水位低下でサプライチェーンに混乱がみられることが、ユーロの上値を抑えよう。8月19日に発表される7月消費者物価指数は欧州中央銀行
(ECB)の追加利上げを巡る議論に影響を及ぼすが、大きな変動は想定されていない。引き続き円買い介入による急落の修正高が優勢になりやすいが、185〜186円のレンジでは徐々に上値の重さを確認する見通し。現時点では日米追加介入は現実的なリスクになっていないが、追加介入への警戒感が徐々に高まる形で、伸び悩む展開に移行する見通し。


サイコロジカルは、前週の6勝6敗から8勝4敗に。14日RSIは53.80。


今後1週間の予想レンジは、183.50〜186.00円。
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豪ドル/円相場
2026/08/19(水)
【豪ドル】 雇用堅調だと底堅いが、値動き鈍化か
豪ドル/円相場は、1豪ドル=113.41円まで上昇して7月30日以来の高堰wお高進した後、112円台中盤まで上げ幅を削る展開になった。8月10〜11日の豪中央銀行金融政策会合では2会合連続で政策金利を4.35%に据え置いたが、必要に応じて利上げを行う可能性が示唆されたことが、豪ドル相場を下支えする展開になった。米ドル/円相場が円買い介入による急落後の反動高を続けていることも、豪ドル/円相場にはポジティブ。改めて中東情勢の不安定化が警戒されていること、鉄鉱石相場が安値圏での取引にとどまっていることはネガティブだが、押し目買い優勢の展開になった。


8月19日に4〜6月期賃金指数、20日に7月雇用統計が発表される。賃金指数は前年同期比3.2%上昇であり、前期の3.2%上昇から一致している。特に大きな変動は見られない。雇用統計に関しては、失業率は前月の4.4%から横ばいの予想であり、大きな変動がみられないのであれば、豪中央銀行の金融政策調整は急がれない見通し。引き続き追加利上げ観測が下値を支えるが、金融政策要因で豪ドル相場を大きく押し上げるのは難しくなっている。極端なリスクオフ環境がみられなければ、114円台乗せを打診する展開になろう。徐々に値動きは鈍化する見通しだが、徐々に値動きは鈍化しよう。


サイコロジカルは、前週の8勝4敗から10勝2敗に。14日RSIは50.50。


今後1週間の予想レンジは、111.50〜114.00円。
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エマージング通貨相場(南アランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円)
2026/08/20(木)
【南アランド】 急伸一服、株価動向をみながら
南アフリカランドは、1ランド=9.88円で上げ一服となり、9.8円台前半から中盤まで小幅下落する展開になった。円買い介入による急落の反動高が続いていたが、9.9円水準で上げ一服となっている。ドル/円相場の上昇鈍化に加えて、中東情勢の不安定化が投資家のリスク選好性を後退させたことが、調整売りを誘った。7月消費者物価指数は前年比4.3%上昇となり、前月の5.0%上昇から伸び率が大きく縮小した。南アフリカ中央銀行のインフレ目標(2〜4%)は上回った状態が続いているが、追加利上げの必要性を高める数値にならなかったことはネガティブ。


目先は特に重要なイベントは予定されていない。このため、リスク投資の地合が重視される見通し。中東情勢の先行き不透明感が株価を圧迫している間は、ランド/円相場も伸び悩む見通し。ただし、高金利通貨に対する投資ニーズは強く、株価が落ちつきを見せると、押し目を買い拾われやすい。価格リスクは引き続き上向きになるが、10円の節目を試すのであれば、中東リスク軽減で株価を押し上げるなど、投資家のリスク選好性を高めることが求められる。


 今後1週間の予想レンジ 9.75〜9.90円/ランド
   過去1週間のレンジ 9.77〜9.88円/ランド
 
【トルコリラ】 上値の重さを維持する
トルコリラは、1リラ=3.3円水準で売買が交錯する展開になった。ドル/円相場の値動きが鈍化する中、リラ/円相場も小動きになった。円買い介入後の修正高の動きも鈍く、決定打を欠いている。対ドルではじり安の展開が続いている。トルコ中央銀行は四半期インフレ報告書において、2026年末のインフレ見通しを26%から28%まで引き上げた。ただし、暫定インフレ目標は24%に据え置き、2027年末には15%、28年末には9%の目標も維持した。インフレ抑制の金融引き締めの方針が再確認されているが、リラ相場に対する影響は限定された。


目先は大きなイベントは予定されていない。ドル/円相場の反発局面でもリラ/円相場は安値低迷が続き、地合の悪さを確認している。ドル/円相場の急落がなければ、逆に下値を大きく切り下げることもないが、このまま安値低迷が続きやすい。3.26円の年初来安値割れを試す可能性もある。横ばいから小幅安を想定したい。


 今後1週間の予想レンジ  3.25〜3.35円/リラ
   過去1週間のレンジ  3.28〜3.34円/リラ
 
【メキシコペソ】 急ピッチな上昇一服も、底堅さを維持
メキシコペソは、1ペソ=9.3円台で売買が交錯する展開になった。円買い介入による急落の修正が進み、8月13日には9.37円まで値上がりが進んだ。しかし、その後は上げ一服感が強まり、ほぼ横ばいの展開に移行した。ドル/円相場の値動きが鈍化したこともあり、ペソ/円相場も値動きが鈍化した。株価上昇傾向が一服したことも、ペソの上値を圧迫した。中東情勢の先行き不透明感から投資家のリスク選好性が後退し、新興国通貨買いの動きも鈍化した。


急落後の修正高は一服し、ペソ/円相場の値動きは鈍化しやすくなっている。極端なリスクオフ圧力がみられないのであれば9.3円水準での物色意欲は維持されるも、9.4円台へのレンジ切り上げは難しくなる。8月24日の4〜6月期国内総生産(GDP)がイベントリスクになるが、市場予想では1〜3月期から大きな変動は想定されていない。メキシコ中央銀行も、当面はインフレと景気減速リスクの狭間で、現在の政策金利6.50%を維持する可能性が高い。高金利通貨に対する投資ニーズの強さから価格リスクは引き続き上向きになるが、大きな値動きは想定しづらい。中東リスク軽減で株価が上昇傾向を強めると、改めて9.4円突破から年初来高値更新が打診されよう。


 今後1週間の予想レンジ 9.25〜9.40円/ペソ
   過去1週間のレンジ 9.30〜9.37円/ペソ
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※ドル/円は月曜日、ユーロ/円は火曜日、豪ドル/円は水曜日、エマージング通貨は木曜日に更新予定。
休日の際は、更新をお休み致します。
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