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2025年11月21日
原油の押し目買い
NY原油は60ドルを挟んで売買が交錯している。国際需給の緩和見通しが上値を圧迫するも、根強い供給不安が下値を支え、売買が交錯している。米欧はロシア石油会社を対象とした新たな制裁を発表し、中国やインドなどはロシア産原油の取引を手控えている。海上で行き場を失った大量の原油がタンカー内に貯蔵された状態にある。また、ウクライナ軍はロシア石油関連施設に対する攻撃を強化している。上下双方に決定打を欠いているが、需給緩和見通しの値下がり局面は、買い拾っておきたい。逆に急伸場面では、戻り売りの妙味が浮上する。今後も一方的な相場展開にはなりづらいため、細かい値幅を狙いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
2025年11月20日
銀の押し目買い
銀相場は50ドル水準で売買が交錯する展開に。10月に続いて11月も過去最高値を更新したが、金相場と連動した高値波乱の展開になっている。ただし、金相場と比較すると相対的な底固さが目立ち、銀需給の引き締まりに対する警戒感の強さが窺える。シルバー・インスティチュートが発表した最新の需給見通しによると、今年の銀需給は9500万オンスの供給不足が予想されている。これで5年連続の供給不足であり、各国の在庫の取り崩しで対応が行われている。10月にはロンドンが銀地金在庫不足でパニック状態に陥ったように、今後も、容易に急伸地合が再現される可能性がある。買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・佐藤規子】
貴金属相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
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