通常は毎週末(祝日の場合はその前営業日)の17:30頃に更新します。 (発表が遅れる場合もあります。)
通常は毎週末(祝日の場合はその前営業日)の17:30頃に更新します。 (発表が遅れる場合もあります。)
お客様が保有する建玉全体を維持するために必要な証拠金の金額として当社が定める金額を「委託者証拠金」といいます。「委託者証拠金」は、お客様が保有する建玉全体から生じるリスクに応じてVaR方式を用いて計算された金額(損益分岐基準額)以上の額で決定することとされており、当社の「委託者証拠金」は、(株)日本証券クリアリング機構から毎週金曜日に発表される損益分岐基準額を下回らない金額を設定しております。なお、「損益分岐基準額」は相場の状況により、適時見直しが行われますので、「委託者証拠金」は一定の金額ではありません。
証拠金の額は、VaR方式により、先物取引全体の建玉から生ずるリスクに応じて計算されますので、商品先物取引の額の証拠金の額に対する比率は、常に一定ではありません。
※JSCC(日本証券クリアリング機構)が算出する当社が扱うデリバティブ取引の証拠金計算にはVaR方式(AS-VaR方式)が採用されています。
VaR方式は、1250超の大量のデータを用いて、必要となる証拠金を統計的に計算する方式です。
証拠金不足が生じた時に建玉を維持して取引を継続する場合は、追加の証拠金を預託する必要があります。なお、保有する建玉を処分し不足が生じない場合は追加預託の必要はありません。
総額の不足額(マイナスの場合) = 受入証拠金の総額 - 委託者証拠金
同一商品において、売建玉と買建玉を同時に保有する取引においては、保有する建玉全体から生じるリスクに応じて証拠金を計算します。
【必要な委託者証拠金額】
・例① 売建玉 0枚-買建玉10枚の場合 委託者証拠金×10枚
・例② 売建玉10枚-買建玉10枚の場合 委託者証拠金×10枚
・例③ 売建玉10枚-買建玉20枚の場合 委託者証拠金×20枚
※売建玉全体と買建玉全体の数量を比較し、【多い数量(枚数)】×【1枚の委託者証拠金】が必要となります。
※各銘柄ごとの実際の委託者証拠金は上記PDFを参照下さい。
・当社では、相関関係のある銘柄での商品間スプレッド割引額は採用しておりません。
・週中において、取引所の証拠金基準額が変更された時には、委託者証拠金も変更になる場合があります。
VaR方式にはヒストリカル・シミュレーション方式(HS-VaR方式)と代替的方式(AS-VaR方式)の2つの方式があります。
HS-VaR方式では、過去のマーケットデータ等をもとにシナリオを作成し、これらのシナリオに応じてポートフォリオ単位の損益額を算出し、損益額のうち99%をカバーする金額を計算します。
AS-VaR方式では、想定する価格変動等のパラメータをあらかじめ設定し、パラメータをもとに作成したシナリオに応じてポートフォリオ単位の損失額を計算します。